白水社 ジョエル・ロビュションのフランス料理

今回紹介する書籍は1988年に白水社から出版された《ジョエル・ロビュションのフランス料理》です!



言わずと知れたフランス料理界の巨匠であるJoël Robuchon ジョエル・ロビュション氏。2018年8月6日にその生涯を閉じるまで、世界中にフランス料理の栄光を知らしめ今でも世界一星を持つシェフとしてその名を轟かせています。


類まれな創造性、古典料理を自己の解釈により新たな一皿に仕上げるテクニック、それらももちろん彼がここまでのキャリアを築いた要因の一つです。


しかしもう一つの大きな要因が、今著の中でも言及されていますがJoël Robuchon ジョエル・ロビュション氏による料理への徹底した完璧への追及ではないでしょうか。


完璧主義者としても知られる彼は本能的な感覚で料理を作るフランス人シェフとは一線を画し、常に論理的に料理を作り上げていたそうです。



今著は1986年にフランスのRobert Laffont社から出版されたMa cuisine pour vousを大阪あべの辻調理師専門学校が日本語に訳したもので、監修は辻静雄氏が行っています。


書籍の冒頭には美しい料理写真が載っており、ルセットは160点以上も掲載されています。


またルセットも茹で時間を秒数単位で指定するなど、一つ一つが非常に細かく解説されている辺りがJoël Robuchon ジョエル・ロビュション氏らしいのではないでしょうか。


偉大な料理人による料理が多数掲載された貴重な1冊です!


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