シンガポールで注目されているパティシエ、モハメド・アル=マタン氏のオンラインショップがオープン

2020年5月21日にシンガポールで新たにパティスリーのオンラインショップがオープンしたのですが、非常に話題になっているので調べてみました!



パティスリーの名前はLe Matin ル・マタン

店の名前はフランス語で朝を意味するLe Matin ル・マタン。
このパティスリーをオープンしたのはまだ31歳という若きパティシエであるMohamed Al-Matin モハメド・アル=マタン氏です。


なぜ彼のパティスリーが話題になっているかというと、もちろん彼の作品が非常にクリエイティブで美しいというのもあるのですが、彼のキャリアをそれを裏付けているからではないでしょうか。


彼がパティシエとして働いたレストランがAndre Chiang アンドレ・チャン氏のAndre アンドレ、Rene Rezepi レネ・レゼピ氏のNOMA ノーマ、オーストラリアのAdriano Zumbo アドリアーノ・ズンボ氏のパティスリー、Peter Gilmore ピーター・ギルモア氏のQUAY キーなど名だたる名店ばかり。


NOMAでは最終的にスー・シェフ・パティシエというポジションまで上り詰めています。




事故とアンドレ・チャン氏


話が前後しますがAndre Chiang アンドレ・チャン氏曰く、レストランで働きたいと応募があり採用したところ、仕事が始まる前にメールも電話もまったく連絡が取れなくなってしまったそう。

不審に思っていたところ、なんとMatin マタン氏はニュー・ヨークでサイクリング中に別の事故を避けようとした車に撥ねられ数週間の間、意識不明になってしまっていたのです。


気がついた時には体中に金属プレートが埋め込まれ、右手も動かなくなってしまっていたそう。


しかしその事故を知ったAndre Chiang アンドレ・チャン氏は彼に手紙で採用は変わらず保証するので、一日でも早く元気になるようエールを送りました。


無事回復したMatin マタン氏はAndre Chiang アンドレ・チャン氏の元で勤務、最初はうまく体が動かず満足に仕事ができなかったそうですが、Andre Chiang アンドレ・チャン氏は根気強く彼を支えたそう。


強い絆で結ばれた2人は今でも交流あるようです。

現在は数量限定の販売

常に高い意識を持ちながら仕事に取り組む彼が新たにシンガポールでパティスリーをオープンしようとした2020年、今度はコロナウイルスが彼の予定を狂わせます。


しかしそんな困難にも果敢に立ち向かい、オンラインショップという形でパティスリーをオープンさせました。


オープン当初は5つのペストリーが入ったボックスを一日30箱限定で販売していたのですが、あっという間でに売り切れになってしまうので、35箱に増やしたそう。それでも販売を開始して僅か数分で売り切れてしまうという人気ぶり。



恐らくパティスリーも間もなくオープンし、そちらも話題になると思うので今のうちから注目しておくべき人物です!

Le Matin Pattiserie

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