日本にこそ店舗はないですが、サロン・デュ・ショコラでの出店やフランスに訪れた際に購入する人も多い人気ショコラ・ブティックのMICHEL CLUIZEL ミシェル・クルイゼル。
このブランドを現在の地位まで発展させたMichel Cluizel ミシェル・クルイゼル氏が2020年5月26日に87歳で亡くなったそうです。
1948年創業の老舗ショコラトリー
MICHEL CLUIZELは1948年、ミシェル・クルイゼル氏の両親であるMarc Cluizel マルク・クルイゼル氏とMarcelle Cluizel マルセル・クルイゼル氏によってノルマンディーに設立されました。
2代目にあたるシェル・クルイゼル氏は家族経営の小規模だったショコラトリーを大きく発展させ、現在はパリやロンドン、ニュー・ヨークなど世界各国にショコラトリーをオープンさせています。
農家とカカオ豆へのこだわり
もちろんミシェル・クルイゼル氏のビジネスの手腕も素晴らしいのですが、やはりチョコレートへのこだわりが多くの人にその名を知らしめたのではないでしょうか。
契約農園から仕入れたカカオ豆を自身で焙煎し、チョコレートを自ら作るというこだわりとカカオ豆の特性を生かしたタブレットの販売などを行っており、ビーン・トゥー・バーの先駆けともいえる存在です。
その高い品質からチョコレート自体も高級ホテルに卸しており、有名なパティシエ、Philippe Conticini フィリップ・コンティチーニ氏もチョコレートは全てミシェル・クルイゼル社のものを使っているそうです。
現在は3代目のマルク・クルイゼル氏がシェフを務める
現在は三代目にあたるマルク・クルイゼル氏が伝統と品質を守り続けています。
サロン・デュ・ショコラで来日することも多く、日本での知名度も高いショコラティエの一人ではないでしょうか。
偉大なショコラティエが亡くなったのは非常に残念ですが、これからもMICHEL CLUIZELは世界中で愛されることでしょう。
是非皆様も機会があればMichel Cluizel ミシェル・クルイゼル氏が築き上げた素晴らしいチョコレートを購入してみてはいかがでしょうか。
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