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奈良 生駒 communico コムニコ

奈良の生駒にあるレストラン、communico コムニコ様にお邪魔してきました!

最寄駅は難波から近鉄奈良線に乗り、約30分で到着する東生駒駅です。
駅からは歩いて10分ほどの距離にあるのですが、意外と勾配があり良い運動になります。

エントランスはシンメトリーが美しい木の扉。





テーブルやイスも木製の柔らかい雰囲気です。
ナプキンリングやテーブルセットにもこだわりが感じられます。


シェフの堀田氏はイタリア料理のイ・ルンガ、フランス料理の
ランベリー ナオトキシモト 、スペイン料理のアバロッツと各ジャンルのトップ・レストランで腕を磨いた人物です。

一体どんな料理が出てくるのでしょうか。



今回6000円(税サ別)のmenu degustationをお願いしました。
メニューはこのようになっています。


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始まり

鰤 大根 トマト フェンネル

菊芋 白子 タレッジョ

三輪手延べパスタ 大和真菜 牡蠣

倭鴨 蕎麦 椎茸 黒大蒜

ショコラブラン カリフラワー 洋梨 サフラン

食後のお飲み物
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ドリンクは料理とペアリングのお任せのものにしました。

まずはシャンパーニュでスタート。
GOSSET ゴッセは マロラクティック発酵をしない透明感のある味わいが特徴的ですね。美味しい。





始まりにあたるアミューズ。

ほんのりと大和橘が香る イタリア産オリーブ。

揚げパンのような懐かしい味と自家製鴨の生ハムの旨味、ライプペッパーがアクセントになっています。

小さなタルトはかなりインパクトがありました。
カリカリの生地の中にはクリームチーズと生姜、奈良漬けが入っており、上にはカカオニブが。
色々な食感と共にクリームチーズ、後から生姜と奈良漬けが主張してきます。



この卵の中にはシードルのジュレ、セコ蟹の内子と外子、蓮根、ムース状のスクランブルエッグが入っています。

とろりとした卵の中に蓮根、セコ蟹の内子と外子の食感、酸味と甘みのバランスも素晴らしい料理です。

この料理に合わせるのが乾杯で飲んだシャンパーニュに少しだけみりんを加えたもの。
酒の仲間であるみりんとシャンパンは不思議と違和感がなく、熟成された古酒のようなニュアンスが醸され、ワインとのマリアージュが難しいとされる卵とも抜群の相性でした。



次は鰤と大根。

北海道産の脂の乗った鰤にトマトのエキスが染み込んだ大根が乗っています。
この料理は表現が難しいですが、日本人にとってはどこか親しみやすい部分もあるのではないでしょうか。

ソースはヨーグルトとフェンネルのオイル、さらに鰤と脂分が多く重そうなイメージですが、大根とトマトのグラニテがあるおかげで非常にフレッシュな一皿になっています。

合わせる飲み物はスペイン産のヴェルモット。
様々なハーブやスパイスの香りが複雑に料理と交わります。






こちらは菊芋に大和太ネギのベシャメルを合わせたグラタン。上には 鱈の白子のソテーとタレッジョのソースがかかっています。

ホクホクのグラタンに香ばしい白子、最後にタレッジョの風味が香ります。
これも間違いない一品。




ワインはラングドック・ルシヨンのシャルドネ。
作り手はGérard Bertrand ジェラール・ベルトラン。ラングドックを代表する作り手であり、ビオに力を入れている人物ですね。

明るい水色に程良く柑橘と樽の香り、バランスのとれた味わいのシャルドネです。






こちらはそうめんで有名な奈良の三輪で作られた手延べパスタ。
大和真菜のソースに牡蠣のタルタルと牡蠣のジュレ、辛子菜や柚子があしらわれています。

デュラム小麦粉を使い、三輪そうめんの伝統的な製法で作られたというパスタ。
見た目はそうめんのようですが、確かにパスタの小麦の風味が感じられます。
牡蠣の磯の香りと優しい甘味が調和した繊細な一皿です。




メインの肉料理は奈良のブランド合鴨である倭鴨(やまとがも)です。
完璧な火入れの鴨の上には黒大蒜のソース、付け合わせは無花果に蜂蜜をかけてキャラメリゼしたものと蕎麦のクレープ。

鴨本来の赤身と脂身の旨味、無花果のキャラメリゼの組み合わせはお互いの魅力を引き立てます。

また蕎麦のクレープにも鴨腿肉のラグーや蕎麦の実が入っており、上にも蕎麦の泡が乗っています。こちらも鴨肉ごろごろ感と鼻に抜ける蕎麦の香りが楽しい。




ワインはSavigny-lès-Beaune サヴィニィ・レ・ボーヌで1935年に創業した Jean Michel Giboulot ジャン・ミシェル・ジブロ。現在は3代目が率いるワイナリーで、テロワールに敬意を払いその特徴を活かしたワインを作られています。

確かにサヴィニィ・レ・ボーヌ らしいチェリーや赤い果実といった華やかな香り、酸味もしっかりとありつつブルゴーニュの魅力が詰まったワインです。
鴨との相性も素晴らしいですね。






デザートはショコラブランのエスプーマにカリフラワーのアイス。
カリフラワーをデザートに?と思いましたが、確かに柔らかく火を通したカリフラワーは甘く、デザートにも使えるのかと驚きました。

中には奈良県産のサフランでコンポートにした洋梨、上にはカリフラワーのチップとサフランの花が散らしてあります。

それぞれの味がしっかりと感じられ、香りも複雑なのですが突出しすぎないのはショコラブランのエスプーマのおかげでしょうか。コースの最後を飾るのに相応しいデザートです。

最後は月ヶ瀬の有機紅茶、醤(ひしお)のショコラと蓬のマカロン。

醤油と麹の風味が意外とチョコレートと合います。塩気も良い感じ。
蓬のマカロンはどこか懐かしい記憶がよみがえります。



いやー、どの料理も凄い!
今でも一つ一つの料理の味が鮮明に思い出せます。

私は堀田シェフと同じ奈良県出身という事で勝手に親近感を覚えていますが、やはりすごいシェフですね。色々と奈良県の食材にスポットを当ててくれているのも嬉しかったです。

サービスの方もとても感じがよく、ゆっくりと寛いで食事する事ができました。
ありがとうございます。

これからますます注目されるであろうレストラン communico コムニコ。
堀田シェフ、ごちそう様でした!またお邪魔させて頂きます!


communico コムニコ
〒630-0213
奈良県生駒市東生駒2丁目2-207
tel : 0743-85-6491
HP : https://communico.jp


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