日本で発売された書籍、今回はフランス菓子界の巨匠である河田勝彦氏によるベーシックは美味しいです。
フランス菓子に携わる人間ならその名を知らぬ人はいないであろう人物、河田勝彦 (かわた かつひこ)。
レストランやパティスリーで修業を続けながら約10年間をフランスで過ごし、最終的にはヒルトン・ド・パリでシェフ・パティシエを務めた。
フランス伝統菓子の第一人者として知られ、彼がオープンした尾山台のAU BON VIEUX TEMPS オーボンヴュータンは多数の一流パティシエを輩出している。
今著はタイトルにもある通り、フランス菓子の基礎にあたるものが多数掲載されている。
確かに現代的で華やかなお菓子は掲載されていない。しかし本当に美味しそうな表情をしたお菓子を見ることができる。
レシピは勿論だが、間に挟まるコラムも非常に興味深い。
なぜこのような作り方をするのか、彼の思う美味しいお菓子とは、パティシエとしての本懐とは。
河田勝彦氏が最も大切にしているベーシックの重要性と楽しさを感じて頂きたい。
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