京都と東京で2店舗を展開しているイル・ギオットーネ。
シェフである笹島 保弘(ささじま やすひろ)氏は大阪府吹田市出身。元々はサービスに魅力を感じレストラン業界に入ったが、料理の面白さに気付き料理人になったそう。
心斎橋のスエジェで働いた後、24歳という若さで大阪のラトゥールでシェフに就任した。その後も京都のラヴィータ宝ヶ池やイル・パッパラルドなどの名店でシェフとして腕を振るった。
2002年には京都に自身のレストラン、IL GHIOTTONE イル・ギオットーネをオープン。2005年には丸の内に2号店もオープンさせた。
今著では彼の『イタリアに京都という州があったら』というイメージに合った料理の数々が掲載されている。
単にレシピが掲載されているだけでなく、様々なレシピに応用できるベースやテクニック、料理に対する想いや哲学など根幹的な部分を読み解く事ができる。
イタリア料理そのものの展開力はもちろん、彼が培ってきた彼自身の展開力を感じる事ができる1冊になっている。
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