河田 勝彦氏 古くて新しいフランス菓子

今回紹介する書籍はフランス菓子界の巨匠である河田勝彦氏による古くて新しいフランス菓子です!



フランス菓子に携わる人間ならその名を知らぬ人はいないであろう人物である、河田勝彦 (かわた かつひこ)氏。

レストランやパティスリーで修業を続けながら約10年間をフランスで過ごし、最終的にはヒルトン・ド・パリでシェフ・パティシエを務められました。


日本におけるフランス伝統菓子の第一人者として知られ、彼がオープンした尾山台のAU BON VIEUX TEMPS オーボンヴュータンは多数の一流パティシエを輩出しています。



こちらの書籍では何百年もの間、フランスで作り続けられてきた伝統的なお菓子を取り上げたものです。


過去から現代に受け継がれてきた伝統にこそオリジナリティの土台が存在すると語られており、18世紀末から19世紀末までの菓子、20世紀初期から現代までの菓子、フランス各地の郷土菓子という3つの分類で菓子を紹介しています。

河田勝彦氏による手順付きの解説は非常に分かりやすく、完成した古典菓子は見ているだけでもわくわくするのではなでしょうか。


また菓子の間々にはAntonin Carême アントナン・カレームやUrbain Duboisなど、現代にまでその名を知られる偉大な人物達やその著書にも言及しており、菓子のちょっとしたコツや由来なども読みごたえがあります。


古典菓子にこそ新たな発見があるというフランス菓子好きには堪らない1冊ですので、興味がある方はぜひ一度ご覧ください!


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